講座内容 | ネットショップなどの e コマース事業(電子商取引) は、2020年には現在の1.5倍にあたる20兆円の市 場規模が予想される急成長市場となっています。 商圏のない e コマースは、地方の中小企業・小規模 事業者にとっても、多様化する消費ニーズに目を向 け「戦略的」に考え、取り組むことで、収益に大きく貢 献できる事業であるとともに、今後e コマースを抜き に販路開拓・拡大等の事業戦略は考えにくい状況に あります。 「やまがた”ネットショップ”フォーラム」セッション2 では、農業経営におけるダイレクトマーケティングの 必要性と実践手法について、現在注目を集めてい る農業経営者から語っていただきます。ネットショッ プについての専門知識がない方、これから始めたい と考えている方もどうぞお気軽にご参加ください。
講演 「直販・通販で売り上げを伸ばし続ける!」 ~農家のダイレクト・マーケティング戦略~ 寺坂農園(株) 代表取締役 寺坂 祐一 氏
スペシャルトークセッション 「農業×ネットショップ×地産外商」 パネリスト 寺坂 祐一 氏 同 大湯ファーム(弘前市) 大湯 朋恵 氏 同 いでは農産(鶴岡市) 佐藤 繁明 氏 モデレーター 我孫子 勝広(ヤマガタWebビジネス研究会長) |
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期日 |
平成28年12月 2日(金)
終了しました。 |
時間 | 15:00~18:00 |
講師プロフィール |
18 歳のとき、売上600 万円、借1,400 万円という"超赤字農家の跡を継ぐ"。がんばっても借が増えるだけで 所得が増えない将来に絶望し、20 代前半はうつ状態のときも。勇気を振り絞り、周囲の反対を押し切って国道沿い にメロン直売所をオープン。お客様へ直接販売をはじめる。31 歳のとき、偶然、コンビニで手に取った本を通じてダ イレクト・マーケティングを知る。世の中には仕組みがあり、戦略があることを知り、衝撃を受ける。のめり込むようにダ イレクト・マーケティングを研究し、農業との融合を実践。ここから一気に業績が急上昇。8 年で売上4 倍の、農業経 営としては高いハードル年商1億円を突破する。面積規模は地域でも最少クラス。北海道でも一番小さな寺坂農園 がダイレクト・マーケティングを駆使することで圧倒的な売上をあげ続けている。 2013 年、農業生産法人と販売会社を 2 社設立。北海道での農家のインターネット販売ではトップクラス。 ダイレクトメールを郵送する会員数は 2 万人を超え、生産されたメロンは直販ですべて売り切れる。 運営する facebook ページは 47,000 件の「いいね!」を獲得しており、国内農業カテゴリーで日本一多くのファンに支 持されている。 Webサイト⇒ http://furano-melon.jp/ |
受講対象 | ●農業の直販・通販経営について具体的なノウハウ等を学びたい方 ●オリジナル商品を中心にネットショップで 販路拡大をしていきたい方 ●農産物のネットショップによるブランド戦 略について学びたい方・実践したい方 |
会場/場所 | 庄内産業振興センター研修室 |
受講料 | 無料 |
定員 | 100人 |
お申し込み方法 |
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お申し込み 締め切り日 |
11月30日 終了しました。 |
お問い合わせ 申し込み先 |
(公財)庄内地域産業振興センター 電話/0235-23-2200(代) FAX/0235-23-3615 E-mail info@shonai-sansin.or.jp |
実行体制 | 主催/(公財)庄内地域産業振興センター 共催/ヤマガタWebビジネス研究会 後援/鶴岡市 |
活動報告 | 12月2日(金) (主催:公益財団法人庄内地域産業振興センター・共催:ヤマガタWebビジネス研究会) 講師は、 寺坂さんは、30棟を超えるビニールハウスで生産する30,000個以上の富良野メロンを全量直販、通販する今話題の農業経営者。 “モノ”によって顧客の課題を解決する時代から”サービス”による顧客課題の解決がこれからの時代のマーケティング戦略といわれていますが、ダイレクトマーケティングこそ地方の中小企業・小規模事業者の活路と説き、まずは「お客さまがあなたから買う理由」をマーケティング活動の中で軸として活用する具体的な実践手法、そして集客し顧客に行動を起こさせるため、SNS等を活用した効果的な情報発信手法等を丁寧に解説いただきました。講演後のトークセッションでも寺坂氏のほか、弘前のりんご農家 大湯ファームの大湯朋絵さんと地元鶴岡のいでは農産 佐藤繁明さんを交え、「農業×ネットショップ×地産外商」をテーマに農家ECの取組み、課題等をディスカッションしました。 来場者の中には、農家はもとより地元農業高校の高校生や山大農学部で農業ビジネス講座を学ぶ社会人も多く受講され、講師の熱のこもった講話に真剣な眼差しメモを取り、聞き入っておりました。
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