市民サロンとは、鶴岡高専と地域内研究機関等の研究者・技術者を講師に、各専門分野の最新情報をわかりやすく提供する市民講座です。どなた様もお気軽にご参加ください。
第2講は、『みんなで想像する心の風景-歴史と英文学から見える世界-』と題しまして、西郷隆盛と庄内との交流から西郷の人物像を探っていくお話しと、18世紀後半から19世紀後半に活躍したロマン派の詩人と、ロマン派に大きな影響を与えた叙事詩人ジョン・ミルトンについて注目する講話の2つです。
講話1
『続・西 郷 南 州 と 庄 内 』
講師:元 山形県立高等学校 校長
山田 陽介 氏
西郷隆盛と庄内との縁は、維新前夜、荘内藩ほか 四藩が幕命によって江戸三田の薩摩藩邸と分家 支藩の佐土原藩邸を焼討ちしたことに始まりま す。そのことが引き金となって戊辰戦争が始まる わけですが、荘内藩も西郷が指揮する東征軍に 対して徹底抗戦。しかし時利あらず、降伏帰順しま す。その時から、西郷を慕う庄内の人々と西郷と の交流、後田山(松ヶ岡)の開墾、そして西南戦 争、南洲翁遺訓発刊と、明治という新しい時代の 中で、西郷と庄内との心の交流が続けられます。 今回はその交流の幾つかを取上げて、西郷の人 物像を探ってみたいと思います。
講話2
『時代を超える英詩の魅力 ~ミルトンからロマン派へ 』
講師:鶴岡工業高等専門学校 創造工学科
基盤教育グループ 講師 菅野 智城 氏
英文学史において 18世後半から19世 紀後半は、ロマン派 詩人が活躍した、華 やかな英詩の時代 でありました。ブレイ ク、ワーズワス、コウ ルリッジらロマン派 詩人は、古代ギリシ アから続く伝統的な形式や技法にとらわれず、 自身の感覚や感情を拠り所にして詩を書き上 げました。彼らロマン派詩人に大きな影響を与 えたのは、17世紀の叙事詩人ジョン・ミルトン (1608-1674)であると言えます。本講座では、 ミルトンの詩想と後のロマン派への継承につ いて注目してみたいと思います。
日時:9月26日(水)
時間:18:30~20:00
会場:庄内産業振興センター 第2研修室
*鶴岡市末広町3番1号/JR 鶴岡駅前マリカ東館 3 階
受講料:無料
ダウンロードはこちら↓
申込み締切り:9月21日(金)
チラシ裏面の申込書に必要事項をご記入のうえ FAX 又は TEL にてお申込みください。
お問い合わせ先:鶴岡高専技術振興会((公財)庄内地域産業振興センター 内)
鶴岡市末広町3-1(鶴岡駅前マリカ東館3階)
TEL:0235-23-2200 FAX:0235-23-3615
実行体制:主催:国立高専機構鶴岡高専地域連携センター・鶴岡高専技術振興会
後援:山形県・鶴岡市・(公財)庄内地域産業振興センター